令和元年6月6日(木)午前10時00分開議

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

議事日程第3号
令和元年6月6日(木)午前10時開議

 日程第 1 一般質問

   散   会
────────────────────────
本日の会議に付した事件
 議事日程第3号に同じ


────────────────────────
出 欠 席 議 員 氏 名

◎出席議員(16名)
 1番 山口  裕昭  議員     2番 島津  善衞門 議員
 4番 舩山  利美  議員     5番 山口  正雄  議員
 6番 白鳥  雅巳  議員     7番 片平  志朗  議員
 8番 梅川  信治  議員     9番 川合   猛   議員
10番 髙橋   弘   議員    11番 板垣  致江子 議員
12番 髙橋   篤   議員    13番 田中  貞一  議員
14番 遠藤  榮吉  議員    15番 佐藤   明   議員
16番 伊藤  俊美  議員    17番 殿岡  和郎  議員
◎欠席議員(0名)


説明のため出席した者の職氏名

白岩 孝夫   市長               大沼 豊広   副市長
嵐田 淳一   総務課長            山口 広昭   みらい戦略課長
西牧 修二   財政課長            尾形 真人   税務課長
髙野 祐次   総合防災課長         安部 浩二   市民課長
佐藤 賢一   福祉課長            大沼 清隆   すこやか子育て課長
土屋 雄治   農林課長            寒河江 英明 農村森林整備主幹
長沢 俊博   商工観光課長         穀野 純子   観光振興主幹
粟野  清    建設課長            渡部 時裕   上下水道課長
尾形 久代   会計管理者           長濱 洋美   教育長
穀野 敏彦   管理課長            佐藤 政彦   学校教育課長
板垣 幸広   社会教育課長         江口 和浩   選挙管理委員会事務局長
安部 真由美 監査委員事務局長      大室  拓    農業委員会事務局長
─────────────────────────────────────────────
事務局職員出席者
髙梨 敏彦 事務局長     太田  徹 局長補佐
江口 美和 庶務係長     小野 勝司 書記


~~~~~~~~~~~~~~~~~~

開      議
○議長(髙橋 弘議員)  御一同様御起立願います。
  傍聴席の方もお願いいたします。
  おはようございます。
  御着席願います。
  これより本日の会議を開きます。
  ただいま出席されている議員は16名全員であり、定足数に達しております。
  よって、直ちに会議を開きます。
  本日の会議は、お手元に配付してございます議事日程第3号によって進めます。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~

日程第1 一般質問
○議長  日程第1 一般質問であります。
  昨日に引き続き一般質問を始めます。
───────────────────
板 垣 致江子 議員 質 問
○議長  最初に、11番板垣致江子議員。
〔11番 板垣致江子議員 登壇〕
○板垣致江子議員  おはようございます。
  11番、政風会、板垣致江子でございます。
  まだ5月の時期に北海道で39度を超える猛暑日になるなど、異常気象が続き、観光地のチューリップが熱風でドライフラワー状態になってしまったと報道されておりました。以前には考えられないような災害とも言える状況が起きております。
  人間社会では、未来ある子供たちを巻き込む悲惨な事故や事件が多く起こり、子供たちの心に大きな傷を残しています。将来まで影響のないよう、しっかりした心のケアをしていただきたいと思います。次々と起こる事故や事件で高齢者の問題、ひきこもりの問題など、さまざまな社会問題が浮き彫りになってきています。家庭だけではどうにもならないことも多く、社会全体で考え、何とかしていかなければならない厳しい問題になってきていると思います。
  先日、4月に文化会館で上映させていただいた映画「奇跡の子どもたち」は、市長を初め、多くの方に御鑑賞いただき、ありがとうございました。日本に3人しかいない希少難病、AADC欠損症の寝たきりの子供たち、そのうち2人が南陽市の方ですが、治療法がようやく見つかり、日本で初めての手術を受けました。奇跡的な回復が見られております。その患者と家族の10年間を追ったドキュメントなのですが、見られた方たちから「家族の頑張りに感動した」など多くの感想をいただきました。その中に、「私の子供も難病を抱え、頑張っています」「家族に障がいを持った子がおります」など、かなりの方がおりました。いろいろなことを抱えながら頑張っている、でも周りに遠慮したり、理解してもらえないなど、私たちにはわからない大変な御苦労をしていると感じました。
  弱い者が声を上げられない社会、そうではだめです。そうではない社会を目指し、私たちみんなで支え合っていければと思います。心のバリアフリー、障がい者に優しい南陽市を、市長、よろしくお願いいたします。
  それでは、さきに通告しております質問をさせていただきます。
  1番目、まちづくり、観光について。
  公衆トイレのあり方について。
  全ての女性が輝く社会づくり推進室の政府広報で、「くらしの質」向上検討会から、快適な暮らしへの転換の象徴としてトイレが着目され、女性が暮らしやすい空間、心の豊かさをもたらすようなトイレ空間へとシフトしていく必要があると提言されている。快適、清潔、安全なトイレ空間を取り上げることで、防災や国際貢献、地方創生などの重要課題にも生活実感のあるメッセージを発信可能であり、特に観光地での快適なトイレ空間には集客力があり、観光客誘致や移住促進にもつながるとされております。先進的な自治体では、さまざまな工夫を凝らした取り組みが進められており、そうした好事例も紹介され、取り組みの一層の定着が望まれております。例えば、長野県では、トイレがきれいかどうかで観光地の印象は大きく変わるとの考えで、「信州まごころトイレプロジェクト」として、観光地の公衆トイレを外国人、女性、高齢者、子供など全ての観光客が快適に利用できるような事業に取り組んでいます。
  南陽市も東北中央道の開通により、多くの観光客が期待されていますが、南陽市の公衆トイレ環境はどうでしょうか。最近建設された公共施設を除いては経過年数も多く、和式のみや汚い、臭い、暗い、これはトイレの3Kと言われており、これに怖い、壊れているが足されると5Kということです。このような公衆トイレも多いのではないでしょうか。一般家庭のトイレはほとんどが洋式かつシャワートイレになっている昨今、利用する観光客の目線からすれば、また来たいとの思いになるでしょうか。
  最近、特に観光地や高速道路のトイレなどは、機能ばかりではなく、リラックスできるおもてなしの心が感じられる空間づくりに変わってきているのが現状です。南陽市も公衆トイレのあり方を検討すべきであり、特に観光客や市民が頻繁に利用するトイレは緊急を要するのではないでしょうか。市長の考えをお伺いします。
  ①南陽市の公衆トイレの現状は。
  ア市内に公衆トイレは何カ所あり、築年数はどうでしょうか。
  イ公衆トイレに洋式が設置されているのは何カ所でしょうか。
  ウ車椅子対応トイレはどのぐらい整備されていますでしょうか。
  エ管理、清掃は誰が行っているのでしょうか。
  ②烏帽子山の御神坂下の公衆トイレは、赤湯温泉のメーン通りにあり、市民からも改修の要望を強く求められております。早急な改修が必要と思いますが、市長のお考えはいかがでしょうか、お伺いいたします。
  次に、地域おこし協力隊の活用について。
  地域おこし協力隊は、人口減少や高齢化等の進行が著しい地方において、地域外の人材を積極的に誘致し、その定住、定着を図ることは、都市住民のニーズ、豊かな自然環境や歴史、文化等に恵まれた地域で生活することや地域社会に貢献することなどに応えながら、地域力の維持、強化にも資する取り組みであり、有効な方策と考えられるとして、総務省として必要な支援を行い、地域おこし協力隊の積極的な推進を図るものであるとされ、平成21年から事業が開始されました。平成30年度は1,061の自治体で5,359人の隊員が活動しています。今年2月には5回目の地域おこし全国サミットが開催され、1,000人以上の参加があり、参加者からは、全国の事例を参考に新たなネットワークをつくり、今後の活動に生かしたいなどの声がまとめられていました。南陽市でもいろんな分野で活動していただける地域おこし協力隊員をもっと募集すべきと考えますが、市長のお考えをお伺いいたします。
  (1)今現在の状況はどうなっているのでしょうか。
  (2)事業推進に留意する事項として、隊員の活動が円滑に実施されるよう、複数人の受け入れを同時に行うことが望ましいとされていますが、それらを含め、今後の募集の考え方はいかがでしょうか。
  以上、誠意ある御答弁をお願いいたしまして、私の壇上からの質問とさせていただきます。
○議長  答弁を求めます。
  市長。
〔白岩孝夫市長 登壇〕
○市長  おはようございます。
  11番板垣致江子議員の御質問にお答え申し上げます。
  初めに、まちづくり、観光についての公衆トイレの現状についてでございますが、市が管理する公衆トイレの箇所数は全28カ所で、築年数は2年から48年とさまざまですが、平均しますと27年となっております。また、28カ所のトイレの中で、洋式便座が設置されているのは15カ所、車椅子が使用できるのは14カ所で、管理清掃については、指定管理7カ所、民間業者14カ所、個人への委託が6カ所、市で直接行っているのが1カ所となっております。
  次に、赤湯表町公衆手洗い所の改修についてでございますが、本トイレは神社境内地を市が借り受けた上で昭和47年に建築された建物で、古くはなっているものの、現時点では構造的に大きな劣化も発生していない状況にあります。昨年9月に今後の施設のあり方についての庁内検討会を開催し、本トイレ施設の今後のあり方について検討を行った結果、当面は使用に必要な修繕を実施し、機能維持を図ることにしております。
  次に、地域おこし協力隊の活用についての1点目、現在の状況についてでございますが、平成30年度末をもって2名が退職し、現在は隊員不在の状態となっており、平成31年2月から新規隊員1名を募集しているところでございます。
  次に、2点目の今後の募集についてでございますが、本市におきましても、これまでの実績などから地域おこし協力隊の有用性を認識しておりますので、各分野におけるニーズ及び予算を見ながら積極的な採用を検討してまいります。
  以上でございます。
○議長  再質問に入ります。
  11番板垣致江子議員。
○板垣致江子議員  それでは、再質問をさせていただきます。
  まず、公衆トイレについてですが、今28カ所のうち洋式が15、車椅子が14対応できているということでしたが、洋式トイレは少ないな、また車椅子対応のトイレは少ないなと非常に感じたところでした。
  まず、一番先にちょっとお願いしておきたいことがあります。実は、先日市民から電話がありまして、前に菊まつりの会場の花公園のトイレに手すりをつけてくださいというお願いをしました。そのときにお願いをした方は、バラ園のトイレもお願いしますということをお願いしたはずなのに、バラ園に今回行ってみましたら、手すりがなかったということでした。私もそこまで気がつかないで、ちょっと洋式、また障がい者が入れるかなというところしか見てこなかったんですが、バラ園の和式のほうのトイレに、手すりを前と横につけていただきたいという要望でございました。考えてみると、やはりそうなんです。ちょっと足腰が弱られた方は、これは女性ばかりとは限らないんですが、座ってしまったときに、立ち上がるのが一番大変なんです。それで、そこのところは早急につけていただいたほうがいいんじゃないかということで、私もそうですねというふうに思いましたので、それは緊急にお願いできればということです。
  前に違うイベントに行ったときに、仮設トイレだったんですが、ずっと並んでおりまして、私の前におばあちゃんが入ったのはわかっていたんですが、なかなか出てこないんです。それでおかしいなと思いまして、声をかけましたら、立てないですという叫び声が上がりまして、申しわけないんですが、たまたま鍵をかけないで入っていたので、開けさせてもらったら、もうそこにべたっと座り込んで、立ち上がれない状況でした。女性の方に手伝っていただいて出ていただいたんですが、そんなふうに自分がなったときに、声を上げる勇気がないと助けてくださいと言えないなと思いました。そういうこともありますので、ぜひ洋式トイレもありますが、和式のほうでも、入れると思って入った方たちがそんな状況になるということを防いでいただくために、ぜひまずバラ園は緊急に手すりをつけていただきたいと思います。それはよろしいですね、市長。
○議長  答弁を求めます。
  市長。
○市長  要望については承りました。全ての和式のトイレに一気につけるということは難しいと思いますけれども、とりあえずバラ園については、早急に対応できるようにさせていただきたいと思います。
○議長  11番板垣致江子議員。
○板垣致江子議員  ありがとうございます。
  そのようなことで、いかなる場所にも今洋式が本当は必要になってきています。それと、手すりも必要になってきております。なかなか観光地でも、南陽市の場合は、きれいで誰もが快適に使えるトイレというのはなかなかないのかなというところもあります。神社の下のトイレなども、確かに障がい者が入れるような配慮はされておりますが、まだまだちょっとこれできれいだと言えるのかなと、そういう状況がありますので、ぜひこれは洋式化とともにきれいにしていただきたいということ、きれいにしていただきたいとは、お掃除はしていただいているんですが、それぞれのところで管理していただいているということで、ある自治体では、お掃除の方法を管理していただいている方に講習をしているんだそうです。一律にもう本当にきれいに使える状態にしていただきたいということで、やっぱり統一した思い、それから資材、どういうものを使ってこうしたほうがいいですよとか、そういうのもありますので、市としては、ばらばらにお願いしている、個人の方も6人ほどいらっしゃるということですが、こういうことも含めて市の担当課、どちらになるのかな、市民課のほうなのでしょうか、どうなのか、そういうことも考えて進めていただきたいと思うんですが、そういう講習会といったら大げさなんですが、ちょっと申し合わせ事項のようなものをつくり上げるというのはいかがでしょうか。
○議長  答弁を求めます。
  安部市民課長。
○市民課長  ただいまの御質問にお答え申し上げます。
  施設は28カ所ありますけれども、実際の管理主管課は市民課、総合防災課、商工観光課、社会教育課、建設課の5つの課にわたっております。それで、先ほど市長のほうで答弁させていただきましたトイレ清掃管理委託先の部分の個人の部分ですけれども、うちのほうの集約上、指定管理、あと民間業者と個人、市管理ということで分けさせていただきましたけれども、個人の分におきましては地元区、あとは地元の任意の組織のほうに委託しているような状況になっています。それでただいまの清掃事業者、もしくは作業員への講習会の実施等につきましては、なかなかよい御意見でございますので、全体的に講習会をすることもそれぞれ違いますので、個別にさせていただきたいと思います。
○議長  11番板垣致江子議員。
○板垣致江子議員  市民課さんが管轄しているのが3カ所だけということで、ほかに建設課さんの管轄、商工観光課の管轄、また社会教育課の管轄、いろいろ分かれているので、大変な面はあると思いますが、私たち市民からすれば、公衆トイレは同じなんです。全部市が管理している公衆トイレだと思っております。せっかく車椅子対応のトイレがあったとしても、そこにクモの巣があったりしたら、やっぱり何でしょうねここというふうになると思います。そのようなことを防ぐためにも、講習会というほどでもなければ、やはりここに取り組んでいただけるということですので、ぜひ実施していただきたいと思います。多少お金のかかることもあるかもしれません。でも、いろんな方たちが使うということを考えると、少しぐらい経費をかけても、きれいににおいのないトイレにしていただけるのが一番いいのかなと思います。
  そのようなことで、これからどんどん高齢者が増えて、障がい者だけではなく、高齢者対応もしなければならないと思います。男性の方たちも、洋式があればなというお声がどんどん上がってきております。なかなか年はとっていなくても、私のようにちょっと若いころからの状況で洋式を探して歩く身からすれば、やっぱり洋式があるトイレがベストだと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。体育館など、昨年の質問のときに全部洋式にしていただきました。本当にきれいなトイレで、何か皆さんがきれいになったねということで、大変喜んでいらっしゃいますので、ありがたいと思っております。そのようなことで、ぜひいろんなところのトイレ、車椅子対応、洋式化、それとまずきれいにしていただくということをやっていただきたいと思います。よろしくお願いします。
  1番の問題が、御神坂下のトイレです。これは何年も前から、やっぱり市民の方からも直してくださいという要望が出ておりました。何回かお話し合いの中でお願いしたところなんですが、今市長の御答弁で、神社の場所を借りているということもあってというお話でしたが、まず劣化が発生していないという状況で、これは使うほうから見れば、劣化が発生していないから、ではあそこのトイレを使いたいかといいますと、私開けて入ろうとしましたが、ちょっとちゅうちょしました。というのは、がちっとした扉がついています。それで男女が一緒の個室になっています。その中でまた個室になっています。これが少し夕方だったら、何か身の危険を感じるとまではいかないですが、ちょっと嫌だなという感じがしました。そういう面からちょっと見ていただきたいなと思います。
  やはり今いろんな事件がいろんなところで起きております。そういうことも考えますと、完全に扉で隠されてしまう個室の中に、男性のトイレ、女性のトイレ、ただ単に個室が別々にあるだけ、それで観光地のトイレなのかという思いもしましたので、ちょっとその辺、どういうふうにお考えでしょうか。市長、お願いします。
○議長  答弁を求めます。
  市長。
○市長  トイレがきれいで清潔なほうがいいというのは、誰しも同じ気持ちだと思います。私も同様の気持ちでおります。そういうこともあって、赤湯駅のトイレについては、抜本的に改修をさせていただいて、使っている方からは非常に驚くほどきれいになったという好評をいただいているところです。また、市民体育館についても、同様のお声をいただいております。
  そのように、市としましては、全体として市が管理する公衆トイレについては、きれいにしていきたいという気持ちで管理しております。その中で、どこをどのように改修していくかということについては、全体的な計画の中で財政状況なども見ながら進めていくことになります。いずれにしましても、方向としてはきれいで清潔なトイレにしていきたいと、そのときに将来にわたってこのトイレが必要かとか、個別的な面も検討しながら、全体として総合的に考えていくということになろうかと思います。
○議長  11番板垣致江子議員。
○板垣致江子議員  全体的なところを見れば、どこからどういうふうにしていくか、財政的な面もあるとは思いますが、まずは御神坂下のトイレですね。当面は使用可能なところでということですが、お祭りの状態でどうなんでしょうね皆さん、とお聞きしたところ、ある方がおっしゃられました。いや、あそこのトイレはね、お祭りのとき臭くて大変なんですよと。あそこで発表会もあります。踊りをやられたり、いろんなイベントがあったり、そのときににおいがひどくて、自分でお金を出して消臭剤をかなり買っていらっしゃって、あそこでにおいが出ないように頑張っているんだというお声がありました。
  そこまでしていただいているんですかと、でもそれでは済まないねと、まず障がい者も入れない、あの状態で締め切りになる、ちょっと怖い、そういうふうな状態で、あのメーン通りにあのトイレを使えるからといってそのままの状態でいいのかというのが、もう私たち市民の感じるところです。その辺でぜひ改修をというか、土地が神社だからということがあるとはいえ、その辺、ぜひ検討をまた早急にしていただけないでしょうか。
○議長  答弁を求めます。
  市長。
○市長  あそこのトイレがいろいろとにおいとか男女別になっていない、バリアフリーでもない、いろんな望ましくない状況で、老朽化というか、構造的な劣化は発生していないものの、比較的古い市が管理するトイレだということは、我々も認識しております。そういった中で、あの近くにはえくぼプラザもあり、あるいはコンビニエンスストア等もあるので、そこら辺を利用していただきながら、イベントが開催されていると思いますけれども、いずれにしましても、先ほども申し上げましたけれども、当面は修繕を施し、そして機能維持を図っていくというふうな検討結果になっております。
○議長  11番板垣致江子議員。
○板垣致江子議員  何年もそういう答えしか返ってこないというのは、非常に私としては残念でございます。観光面でもまた南陽市、去年よりも何パーセントも多くの観光客が来ていらっしゃいます。また、ワインツーリズムでまち歩きなども増えております。先日はワインフェスティバルでかなりにぎわったということで、日中なので、えくぼプラザがあったり、近くのコンビニなんかも使わせていただくということもあるんですが、でも基本そこじゃないかとは思うんです。えくぼプラザは、まず先日、車椅子対応のときは正面の坂から上がっていくんですよとかといろいろありましたが、そういうことが、やっぱり必ず誰かがついているという状態で使うのが障がい者の方たちは基本でしょうが、でもそうではなくて、やっぱり気兼ねなく使えるような、市民も喜んで使えるようなトイレが観光地としては必要じゃないかと本当に切実に思いますが、検討していただくことはできないでしょうか。
○議長  答弁を求めます。
  市長。
○市長  先ほども申し上げましたが、トイレはきれいで清潔なほうがいいと、その点については私も同感でございます。しかしながら、28カ所市が管理するトイレがあると、その中でどこをどういうふうにやっていくかということは、計画的に改修していかなければいけないということですので、その中で考えていくということになりますので、御理解賜りたいと存じます。
○議長  11番板垣致江子議員。
○板垣致江子議員  赤湯温泉街に住んでいらっしゃる白岩市長、隣のトイレといえども、やはり気持ちよくみんなが使っていただける、笑顔が見られればいいのかなという思いで私はおりますが、何回も何回も言って、いろんな市長とのお話し合いの中でも何回も出てきましたが、なかなか進まない、もう本当に市民の方にどういうふうに言ったらいいのかなと私も考えてしまいますが、今仮設トイレでも、女性が使いやすいようなトイレがどんどんできております。まず洋式です。震災を教訓に生かしたトイレということで、ベビーチェア、それから荷物置きカウンターをしっかりととれる広さがあるトイレ、それから、防犯ベルや警告灯なども緊急の場合についているんだそうです。そういうトイレが研究されておりますし、あと震災のとき上下水道が使えないとすると、移動式の多目的トイレということで、自走式バイオトイレカー、これらも工夫されているそうです。もう本当にどこでもイベントのときに使えるということで、これからの時代はそういうふうにあらねばならぬということで、各メーカーが競って研究をしているそうです。そうしますと、どんどんそういうものを使おうとするイベントが増えたり、観光地が増えたり、そうしたときに、いや南陽市は何だろうねと、いつまでもやってもらえないねという思いもありますので、ぜひ考えていただきたいと思います。
  また、公衆トイレに関して、今横浜市の新横浜駅のほうでは、企業とコラボしているネーミングライツ事業がトイレにも行われているそうです。トイレをつくるのは市側かもしれませんが、そこにネーミングをいただくことで、そこの維持管理をその経費で賄うことで常にきれいにしておけるということで、市民が大変喜んでいるという動きもあります。
  そういう時代になってきておりますので、御神坂下のトイレは、今どきこんなトイレかと本当に思います。ぜひ早急な改修をお願いしたいと思います。当面使えるからいいやということではなくて、一生懸命知恵を出していただきたいと思います。それで、最終的にもう一度、最後にお願いします。
○議長  答弁を求めます。
  市長。
○市長  市の管理しているトイレにつきましては、先ほども申し上げましたが、年々といいますか、次第に改善はされているというふうに認識をしております。この改善をしていくという流れについては、できる限り早くしていきたいと思っております。その中で、全体を管理している中でどこをどういうふうにしていくかということは、総合的な判断になりますので、今この場では申し上げられませんけれども、しかしながら、市が管理するトイレを使いやすいきれいなトイレにしていくんだということについては、そういう意志を持って市政運営をしていくということで、御理解賜りたいと存じます。
○議長  11番板垣致江子議員。
○板垣致江子議員  使いやすくする、またプラスアルファをつけて考えていただきたいと思います。御神坂下のトイレはよろしくお願いいたします。
  地域おこし協力隊のほうに移らさせていただきますが、昨年2名がおった状況で、今ゼロになったということで、3月に地域おこし協力隊の活動報告なども行われたということですが、どうして急にそこのところがいらっしゃられなくなったのかなと思って、ちょっと心配しておりました。その辺の状況をお知らせください。
○議長  答弁を求めます。
  山口みらい戦略課長。
○みらい戦略課長  議員の質問にお答えしたいと思います。
  地域おこし協力隊の結果的な欠員でございますけれども、およそネガティブな要因ではございませんで、数カ月残任期間があった隊員ではございましたが、年度がわりで新たな就職先が見つかったというようなことが、1点ございました。
  また、そのタイミングでありますとか、もう1名の隊員については、その方のキャリアを非常に買われて、トップリーダーとして出身県であられます首長がじきじきにこちらにお越しになって、どうしても復興支援を支えてほしいというような要請をされて、本人のキャリアを買われて戻ったという結果でございましたので、先ほどお話しいただいたとおり、何か受け入れ態勢が云々ということよりは、むしろ肯定的な考え方で応援してやりたいなと思ったところでございました。
  以上でございます。
○議長  11番板垣致江子議員。
○板垣致江子議員  お一人の方は新たな職場ということで、この方は南陽市に残っていただいたということですね。そしてもう一人の方は、地元から戻ってきて頑張っていただきたいということで、前向きな姿勢でのこの2人の方がいなくなったということで、そこは残念でしたが、仕方がないことだと思っております。
  それで、南陽市で今お一人募集はされておりますということでしたが、周りの市町村を見ますと、かなり頑張って募集しておられて、地域のために頑張っておられるということでした。ちょっとデータを出してみましたが、長井市が6名、高畠町が5名、川西町が10名、白鷹町が6名と、このように多くの方を受け入れて、地元で頑張っていらっしゃるということなんです。
  どうして南陽市は少ないのかなというふうにも思ったんですが、まず募集のやり方を、川西町さんを何か参考にできるのがあるのかなと思って見ましたところ、まず、今まで二十数人を受け入れて、地元で頑張っていただいていますというのが見えるんです。そうすると、見た方たちには、ここは本当に地域おこし協力隊にとって活動がやりやすいところなんだなというのが見え隠れしておりました。
  そして、募集のときに何名というのは入れないんです。南陽市の場合は、確実にここに1名を募集しますということで、これはちょっと比べられたら全然不利だなと、一人でわけのわからないところに行ってやるんだったら、複数で雇っていただけるようなところに行きたいなと、まずはあると思います。そしてその前例として、いろいろな方たちに今地元で引き続き頑張っていただいていますということが見えることも大きいと思いますが、この辺のことは、1名という限定で募集するというのは、先ほどの総務省のほうで、活動のことを考えると複数で募集していただきたいということがあるんですが、その辺のところはどうなんでしょうか。
○議長  山口みらい戦略課長。
○みらい戦略課長  ただいまの御質問にお答えしたいと思います。
  議員御指摘いただいたとおり、やはり川西町、置賜の近隣の市町の中でも、地域おこし協力隊、多数受け入れをしている自治体がございます。そういったところも、私今年の4月からいろいろ担当課長のほうにもお聞きしながら、どうして人員を集めてそういう募集をかけておられるのかというような、さまざまなアイデア等もお聞きしたところでありました。議員から今教えていただいた内容についても、さまざまお聞きしたところでありましたので、その点については検討してまいりたいと考えてございますし、現在も地域おこし協力隊を募集させていただきましたが、何月までということではなくて、通年でフェイスブック、あるいは市のホームページで募集する方法に変えさせていただきました。
  そのようなことで、何名というような考え方よりは、むしろ先ほど議員から御指導あったとおりに、どんな仕事を南陽市でしていただけるのかというようなところに力点を置きながら、ぜひ前向きに捉えていきたいと考えてございます。御指導よろしくお願いいたします。
○議長  11番板垣致江子議員。
○板垣致江子議員  今課長のほうからいろいろ勉強していらっしゃるということで、ぜひ複数の人たちを募集しながら、どこで何をやっていただくかということを、100%限定じゃなくて、得意分野で活躍していただける部分も大いにあるということをお知らせしながら募集していただきたいなと思います。今まで南陽市に来られた方もお一人で来られたんですが、先輩との出会いがあったから何とか頑張れたとか、地域の人たちの協力があったから頑張れたとかという声も聞いております。そういうことを考えると、やっぱり複数の人たちにお声をかけて、では自分たちの得意分野でできることは何かとか、そういうことも必要なことだと思います。
  長井市では、先日、山口さんのほうで子供のプロジェクトをやっていますということで、あの方は、小学校に子供が入るのを機会に親子で長井にいらっしゃったそうです。そしていろんな事業を立ち上げて、今赤ちゃんへのいろんな提供物を長井市のほうで提供しているということで頑張っていらっしゃって、永住するつもりでおりますというふうなことが聞こえてまいります。
  やはり複数募集しているということは、川西町もそうですが、多分現在も御夫婦でいらっしゃっている方が多くおられます。川西町も長井市も御夫婦の方がおられますので、複数を募集して、職業的にここだけというのじゃなくて、いろんなところで頑張っていただきたいので、こういうこともありますよとかというふうにしていただきたいと思うんですが、私3月の予算委員会でちょっと聞いたときに、今南陽の菊まつり、菊をつくる人たちがなかなか増えなくてということで、今まで副会長をなさっていた方も急に亡くなられたということで、ほかの方たちが大変な思いをしているところを考えると、菊づくりなんかも取り組んでいただける方がいるんじゃないかと思うんです。園芸が好きな人とかお花が好きな人とか、そういう点とか、また地域貢献、もうちょっと地域のことをしたいなということとか、いろんなことがあると思いますので、それらを考えて募集していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
○議長  答弁を求めます。
  山口みらい戦略課長。
○みらい戦略課長  お答え申し上げます。
  貴重な御意見ありがとうございます。全国的な状況を見ますと、近年、地域おこし協力隊の任期後、もしくは任期途中での退任ということが、実はパーセントが高まってございます。現在のところ、もう既に4割ぐらいは任期途中だったり、あるいは任期を終えてまた別の場所に行かれるというようなことがありまして、一番その中で叫ばれているのが、やはり地元、もしくはそういったことの受け入れ態勢がないと、そういった意味での一人で孤軍奮闘して活躍する地域おこし協力隊というのは、なかなか成功しないということでございます。そういった点を踏まえますと、複数というのも一つのアイデアではございますし、もう一つはやはり地域、もしくは受け入れ団体、そういったきちんと任せられる方がいらっしゃらないと、ただ私一人では何をしていいかわからないというようなことは当然ございますので、そちらもあわせて考えてまいりたいと思っております。
  また、菊づくりの点につきましては、「菊とぶどうといで湯の里」のキャッチフレーズの中でも一番大事なところでありますし、菊の宮内と花笠音頭で歌われるところもあります。そういった重要な部分でございますので、総合的に何ができるかということも、庁内で考えながら検討させていただきたいと思います。
○議長  11番板垣致江子議員。
○板垣致江子議員  その点は頑張っていただきたいと思います。
  最後に、一番大事なことです。報酬の点です。
  南陽市は、地域おこし協力隊月額16万2,800円、川西町、長井市、高畠町さんなどは16万6,000円、この違いは何でしょうか。
○議長  答弁を求めます。
  山口みらい戦略課長。
○みらい戦略課長  お答えいたします。
  地域おこし協力隊につきましては、交付税措置があるという制度のもとに運用している事業でございまして、特別交付税の対象になっているということでございます。そちらにつきましては、議員御承知のとおり、1人当たり400万円ということがありますが、直接人件費についてはその半分を超えてはならないというような制度がございます。それを総合的に勘案いたしまして、その若干の差については、その市町村の充てる職の対応かと存じますので、大幅に違うということであればそれは問題かとは思いますけれども、そちらのほうは御理解いただきたいと思ってございます。
○議長  11番板垣致江子議員。
○板垣致江子議員  月額にすると大したことないように見えますが、年間、3年間勤めたとすると結構大きいのかなと思っております。ほかのところはほとんど16万6,000円ということですので、その辺ももう少し見直していただければありがたいのかなと思います。
  また、川西町さんあたりは、任期中のスキルアップに対して年上限15万円補助しております。それから任期満了後、定住があった場合は支援50万円、そして起業支援が100万円、これはしっかりと募集のときに載せております。南陽市も起業の場合は100万円ぐらいは載せているんですが、こういうものをきちんと打ち出して、15万円と50万円のところは川西町さんの努力なのか、それともその400万円のうちを有効に使おうということで、そういうふうに取り組んでいらっしゃるのかわかりませんが、そういうことも南陽市はもっともっと考えるべきだと思いますが、いかがでしょうか。
○議長  答弁を求めます。
  山口みらい戦略課長。
○みらい戦略課長  お答え申し上げます。
  100万円等々の部分については、国の措置の中で別枠であるものでございますので、そういったものは南陽市でも実施させていただいた例も、地域おこし協力隊の中ではございますので、御理解賜りたいと思います。
  また、今後のその周知方法につきましても、起業のあり方をお金で最初から促すのがいいかどうかは別といたしまして、一つの方策かとは存じますので、検討させていただきたいと思います。
○議長  11番板垣致江子議員。
○板垣致江子議員  やはりわからないところに来るというところで、いろんなホームページを見たときに、ここの市町ではこういう取り組みをしている、そこで定住している人たちが多い、そうしたらそこに行きたくなると思います。だから、お金の問題がどうとかこうとかという考え方もありますが、まずそこはある程度のことを考えている人だったら、そういう補助がある、自分が夢を持ってこちらに来る思いを応援していただけるんだなというところがきちんと見えると思います。それで多い少ないというか、皆さんいらっしゃっていただけるか、いらっしゃっていただけないかというところもあると思いますので、今後ぜひスキルアップ15万円、川西町さんの場合は、それから任期満了後の定住50万円、そういうこともきちんと取り組んでいただければなと思います。最後に市長、よろしくお願いします。
○議長  答弁を求めます。
  市長。
○市長  課長が答弁したとおりでありますけれども、より望ましい運用というか、地域おこし協力隊の皆さんに活躍していただけるようなあり方について、しっかり考えてまいります。
○議長  以上で11番板垣致江子議員の一般質問は終了いたしました。御苦労さまでした。
  ここで暫時休憩といたします。
  再開は11時10分といたします。

午前10時51分  休  憩

───────────────────